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中立性と独創性を武器に、インターネットの発展を支える
ソフトバンクグループの中でも、BBIX株式会社(以下BBIX)はインターネットのバックボーンを担うグローバルブランドとして国内外で高い知名度を誇ります。彼らが展開する事業と挑戦について、専務取締役 兼 COOの福智道一が語ります。
<プロフィール>
福智 道一
BBIX株式会社 専務取締役 兼 COO
1999年10月、ソフトバンク・東京電力・マイクロソフトのJVであるスピードネット発足に参加。2000年2月ソフトバンクネットワークスへ入社し、法人向けISPを立ち上げるなど取締役技術統括として事業を牽引。その後、ソフトバンクBBのネットワーク運用本部長など歴任した後、2012年5月より現職。現在は海外現地法人のCEOや取締役に加え、BBSakura Networks株式会社の取締役も兼務し、日本のみならずアジア、北米、ヨーロッパからインターネットの支え役を目指す。
日本最大級のIXプラットフォームを展開

BBIXの事業はネットワーク事業、モバイル事業、プラットフォーム事業の3つで構成されています。
まず創業時から手掛けてきたネットワーク事業は、InterntExchange(IX)やIPoEのVNE事業で、インターネット事業者を相互に接続するインターネット利用に不可欠なサービスです。現在では日本最大級のIXプラットフォームに成長し、皆さんもご存知の世界的なコンテンツ事業者や国内大手のISP事業者、CATV事業者など、多くの企業に採用されています。
次にモバイル事業では、IXプラットフォームを基盤とした海外ローミングの相互接続サービスを展開しています。日本、韓国、香港、フィリピン、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシアなど、各国のモバイル事業者を相互につないでおり、最近ではアメリカやヨーロッパにもサービスを広げ、国際事業として世界中の通信キャリアとネットワークを育んでいます。
最後にプラットフォーム事業ですが、こちらは2022年にスタートした新規サービスです。軸となるのは、「Open Connectivity eXchange (OCX)」というNaaS(Network as a Service)のクラウドサービスです。IaaSやSaaSなどのクラウド需要が高まる中で、よりセキュアで堅牢性の高い接続環境を求めるお客さまにお応えしようと開発しました。
特長は「ネットワークのソフトウエア化」をキーワードに利便性や柔軟性も追求していること。これまで多種多様な事業者をつないできたBBIXならではの知見と発想を生かし、パブリッククラウドとプライベートクラウドをつなぐ便利なインフラとしても利用していただけるサービスを目指しています。