ソフトバンクのインターンに参加したのは、大学院1年生の時です。当時の私は就職先として大手企業を選ぶべきか、ベンチャー企業に進むべきか、かなり悩みました。しかし、IoTのプラットフォーム開発部でのインターンが終了する頃には、「ソフトバンクで働きたい」という気持ちが完全に固まっていました。
IoTプラットフォームとは、IoTの導入を検討するさまざまな企業・団体の広範なニーズに対応し、デバイスとの接続やデータの収集・蓄積・流通を担う基盤システムのこと。当時、ソフトバンクは静岡県藤枝市の協力を得て、LPWA(Low Power Wide Area)ネットワークと自社IoTプラットフォームを活用した市民向けのIoTサービスの実証実験を行っていました。そうした先進的な取り組みの技術会議への参加は、私にとって胸が躍る経験でした。
また、上からの指示を待つのではなく、現場の社員がアイデアを持ち寄って試行錯誤し、時に四苦八苦しながらモノづくりに励んでいる姿にも心を惹かれましたね。大手ならではの大規模プロジェクトに、スタートアップさながらの自由度と熱量で挑めることが理想的だと思ったのです。
